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2016年10月19日水曜日

ドゥテルテ・フィリピン大統領訪中 南シナ海どこまで迫る 「2国間解決」拒否へ折衝か

ドゥテルテ・フィリピン大統領訪中 南シナ海どこまで迫る 「2国間解決」拒否へ折衝か

フィリピンのドゥテルテ大統領が中国の北京を訪問しています。

南シナ海の領有権問題などをめぐり両国が対立する中での公式訪問で、中国から経済支援を引き出したいフィリピンと、ハーグの仲裁裁判所が下した自国への不利な裁定の「無効化」を狙う中国との駆け引きが注目される。20日に行われる習主席との会談後、発表されるとみられる「共同声明」の内容への関心も高まっている。
北京の外交関係者は、ドゥテルテ大統領は1996年に両国間で既に合意した「相違を棚上げにして共同開発する」という文言の確認に応じる可能性があるとしている。ただ、中国が強く求める「2国間の話し合いによって解決すべきだ」といった表現を共同声明に盛り込むことに難色を示しているという。2国間に限定されれば、第三者である仲裁裁の裁定を拒否する意味があるからだ。
 中国が外交成果として、共同声明で南シナ海問題をめぐり、どこまで踏み込んだ表現を勝ち取れるかが注目されている。


ドゥテルテ比大統領訪中 南シナ海どこまで迫る 「2国間解決」拒否へ折衝か

産経新聞10月19日(水)7時55分配信


【北京=矢板明夫】フィリピンのドゥテルテ大統領が18日、中国の習近平国家主席の招待で北京を訪れた。南シナ海の領有権問題などをめぐり両国が対立する中での公式訪問で、中国から経済支援を引き出したいフィリピンと、ハーグの仲裁裁判所が下した自国への不利な裁定の「無効化」を狙う中国との駆け引きが注目される。20日に行われる習主席との会談後、発表されるとみられる「共同声明」の内容への関心も高まっている。



 フィリピン大統領の訪中は5年ぶり。2011年に訪中したアキノ大統領は胡錦濤国家主席(いずれも当時)との間で、貿易、技術協力、観光、スポーツなど多分野で全面交流を促進する「5カ年計画」が盛り込まれた共同声明を発表した。しかしその後、南シナ海をめぐる対立が深まり、中国は自国の観光客のフィリピン訪問を制限し、フィリピンから輸入するバナナなどの果物への検疫を強化するなど、実質的な経済制裁に踏み切った。

 今回の比大統領訪中を前に、中国は一連の制裁措置を全面解除した。今後、貿易をはじめとする双方の交流は再び活発化するとみられる。フィリピンが期待する高速鉄道建設など総額30億ドル(約3100億円)の投資に中国が応じる可能性も高いといわれている。ドゥテルテ大統領にとって、今回の訪中が一定の成果を挙げるのは確実だ。

 北京の外交関係者は、ドゥテルテ大統領は1996年に両国間で既に合意した「相違を棚上げにして共同開発する」という文言の確認に応じる可能性があるとしている。ただ、中国が強く求める「2国間の話し合いによって解決すべきだ」といった表現を共同声明に盛り込むことに難色を示しているという。2国間に限定されれば、第三者である仲裁裁の裁定を拒否する意味があるからだ。

 中国が外交成果として、共同声明で南シナ海問題をめぐり、どこまで踏み込んだ表現を勝ち取れるかが注目されている。

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