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2016年10月25日火曜日

北朝鮮の実態証言「金正恩氏はサインするだけ」北朝鮮、実権握る指導部 元国営放送記者が明言

北朝鮮の実態証言「金正恩氏はサインするだけ」北朝鮮、実権握る指導部 元国営放送記者が明言

 金正日氏の側近として登用された張成沢氏について、「北朝鮮の経済の実情を最も正確に知っていた」と評価。早くから経済開放を主張しており、金正日氏と対立することもあったが、役職は追われなかった。11年末に金正恩氏が最高指導者に就くと、周囲の保守的な指導層との対立が決定的になり、体制維持のために粛清されたとみている。
 北朝鮮経済は、国際社会の制裁の影響で「最悪の状態になっている」と指摘。重工業、製鉄、電機・機械すべての産業が衰退しており、支えているのは「海外に派遣した労働者からの送金と、中国向けの石炭、鉄鉱石の輸出ぐらい」。張海星氏は「厳しい状況にもかかわらず、(張成沢氏のように)忠告できる人がいないのが最大の問題だ」と強調する。




ヤフーニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161024-00010004-nishinp-int

「金正恩氏はサインするだけ」北朝鮮、実権握る指導部 元国営放送記者が明言

西日本新聞 10月24日(月)11時54分配信

 北朝鮮の国営メディア、朝鮮中央放送に記者や放送作家として約20年勤めた後、韓国に脱出した張海星(チャンヘソン)氏(71)が、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と対立して2013年12月に処刑された張成沢(チャンソンテク)・元国防副委員長を取り上げた著書を出版した。国際社会の厳しい制裁に反発するかのように核・ミサイル開発に突き進む北朝鮮指導部の知られざる実態にも迫る内容で、注目されている。


 著書は「悲運の男、張成沢」。張海星氏は北朝鮮のエリート養成学校である「金日成(キムイルソン)総合大学」を卒業して地方勤務していた1976年、朝鮮労働党指導員だった張成沢氏と会ったという。同氏は、故金日成主席の後継者になる故金正日(キムジョンイル)総書記の妹、金慶喜(キムギョンヒ)氏と結婚していることを明かさず、「一緒に将棋をしたり、酒を飲んだりする気さくな良い男だった」。

 金正日氏の側近として登用された張成沢氏について、「北朝鮮の経済の実情を最も正確に知っていた」と評価。早くから経済開放を主張しており、金正日氏と対立することもあったが、役職は追われなかった。11年末に金正恩氏が最高指導者に就くと、周囲の保守的な指導層との対立が決定的になり、体制維持のために粛清されたとみている。

 張海星氏は、北朝鮮の権力構造を「約300人規模といわれる朝鮮労働党の組織指導部が実権を持ち、金正恩氏はサインしているだけ。組織指導部は国家体制の維持を重大使命に掲げ、訳もなく信じている」と明言。核・ミサイル開発にまい進するのも、「組織指導部が、若い金正恩氏の力を国民や米国に見せつけようとしている」という。

「組織指導部は想像以上に強力な組織」

 北朝鮮経済は、国際社会の制裁の影響で「最悪の状態になっている」と指摘。重工業、製鉄、電機・機械すべての産業が衰退しており、支えているのは「海外に派遣した労働者からの送金と、中国向けの石炭、鉄鉱石の輸出ぐらい」。張海星氏は「厳しい状況にもかかわらず、(張成沢氏のように)忠告できる人がいないのが最大の問題だ」と強調する。

 韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は、外交官など北朝鮮のエリート層の脱北者が増加しているとして、「金正恩体制に動揺の兆しがある」とたびたび発言している。張海星氏は「粛清も脱北者もこれからも増えるだろう」と予想しつつも、「組織指導部は想像以上に強力な組織。金正恩氏が失脚しても、すぐに代わりのトップを据えて国家体制の維持を図るはずだ」と述べた。

 国営メディアの記者として機密文書に触れる機会もあったという張海星氏は「当時は家族を守るために、国家の誤りを見て見ぬふりしてきた。北朝鮮がどうやって『怪物』のような国家になったのか。韓国や日本に、正確に知ってもらいたい」と訴えた。


張海星(チャン・ヘソン)氏
 1945年、中国吉林省生まれ。62年に北朝鮮に渡り、兵役を経て金日成総合大を卒業。朝鮮中央放送で記者、放送作家として20年間勤務。不敬の疑いをかけられ、指導部に狙われて96年に脱北。韓国では、韓国政府の国家安保政策研究所の研究員を務め、現在は北朝鮮出身の作家などでつくる「国際亡命北朝鮮PENセンター」の名誉理事長。71歳。

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