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2016年10月16日日曜日

北朝鮮 15日昼過ぎに 中距離弾道ミサイル「ムスダン」の発射失敗 米韓両軍が発表

北朝鮮 15日昼過ぎに 中距離弾道ミサイル「ムスダン」の発射失敗 米韓両軍が発表

アメリカ軍と韓国軍は、北朝鮮が日本時間の15日昼すぎに新型の中距離弾道ミサイル、「ムスダン」と見られる、ミサイルの発射を試みたものの失敗したと発表し、15日終了した、米韓両軍の合同軍事演習への対抗措置の可能性があると見て分析を進めています。
アメリカ軍は15日、北朝鮮が日本時間の15日午後0時33分に北西部のピョンアン(平安)北道クソン(亀城)近辺から、新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」と見られるミサイルの発射を試みたものの失敗した形跡を、ミサイル防衛を担う戦略軍のシステムが探知したと発表しました。
また、韓国軍の合同参謀本部も16日、声明を発表し、発射されたミサイルは、「ムスダン」と見られる1発で、発射直後に爆発したとの分析を明らかにしました。そのうえで、「国連安全保障理事会の決議に対する明確な違反で、不法な挑発行為だ」と、強く非難しました。



NHKニュースより

北朝鮮 中距離弾道ミサイルの発射失敗 米韓両軍が発表

アメリカ軍と韓国軍は、北朝鮮が日本時間の15日昼すぎに新型の中距離弾道ミサイル、「ムスダン」と見られる、ミサイルの発射を試みたものの失敗したと発表し、15日終了した、米韓両軍の合同軍事演習への対抗措置の可能性があると見て分析を進めています。


アメリカ軍は15日、北朝鮮が日本時間の15日午後0時33分に北西部のピョンアン(平安)北道クソン(亀城)近辺から、新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」と見られるミサイルの発射を試みたものの失敗した形跡を、ミサイル防衛を担う戦略軍のシステムが探知したと発表しました。
また、韓国軍の合同参謀本部も16日、声明を発表し、発射されたミサイルは、「ムスダン」と見られる1発で、発射直後に爆発したとの分析を明らかにしました。そのうえで、「国連安全保障理事会の決議に対する明確な違反で、不法な挑発行為だ」と、強く非難しました。
アメリカ軍と韓国軍は、今月10日から15日まで韓国周辺の海域で空母「ロナルド・レーガン」も投入して合同軍事演習を行うとともに、14日には国防総省で自衛隊の制服組トップも交えた会合を開いて、北朝鮮への圧力を強める構えを見せていました。
ムスダンは、日本列島の全域に加え、アメリカ軍の基地があるグアムなどを射程におさめるとされます。米韓両軍は、軍事演習などに対する対抗措置の可能性があると見て、詳しい分析を進めるとともに、北朝鮮がさらに弾道ミサイルを発射するおそれもあるとして警戒と監視を強化しています。

韓国軍「国連決議に違反 不法な挑発行為」

韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が新型の中距離弾道ミサイルの「ムスダン」と見られるミサイルの発射を試みたことについて、16日声明を発表し「北による弾道ミサイルの発射は、国連安全保障理事会の決議に対する明確な違反で、不法な挑発行為だ」として強く非難しました。
北朝鮮は、ことし6月にも「ムスダン」と見られるミサイルを、東部のウォンサン(元山)付近から2発発射していて、このうちの1発は400キロ飛行して日本海に落下しました。これについて、韓国軍の合同参謀本部は「エンジンの性能面では、技術的な進展があったと推定している」として、「ムスダン」はことし4月以降の発射実験を通じて性能が向上したという見方を示していました。

韓国外務省「安保理決議に明確に違反」

また、北朝鮮のミサイル発射失敗について、韓国外務省のチョ・ジュンヒョク(趙俊赫)報道官は16日、論評を発表し、「発射が成功したかどうかに関係なく、国連安全保障理事会の決議に明白に違反するもので、朝鮮半島と国際社会の平和と安全に対する重大な脅威だ」と述べ、強く非難しました。
そのうえで、「先月、北が行った5回目の核実験への新たな制裁決議が国連安保理で協議されているさなかに発射を強行したことは、国連の権限に対する挑戦だ。こうした無謀な行為は北に対する制裁や圧迫をさらに強め、国際社会での孤立と経済的な困難を深めるだけだ」として、核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮をけん制しました。
稲田防衛相「日本の安全保障に影響ない」
稲田防衛大臣は、東京都内で記者団に対し「北朝鮮の軍の動きなどの情報に関してはコメントは差し控えるが、直ちにわが国の安全保障上、影響がある事態ではない。緊張感を持って情報収集に当たり、日米韓の連携を密にして、わが国の安全に万全を期していきたい」と述べました。

北朝鮮は「発射失敗」報道に反応なし

北朝鮮は、「ムスダン」とみられるミサイルを発射し失敗したとアメリカ軍と韓国軍が発表したことについて、これまでのところ、反応などはしていません。

一方で、北朝鮮は、アメリカ政府の高官がキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長を中傷する発言をしたとして、15日夜、これに反発する外務省報道官の声明を出し、オバマ大統領の任期内に対抗措置に出る可能性を示唆してアメリカ政府を威嚇しています。
また、16日も国営メディアを通じて、アメリカや韓国との対決姿勢を重ねて示しています。

ムスダンとは

「ムスダン」は、北朝鮮が1990年代初めに入手したロシア製のSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを改良した、新型の中距離弾道ミサイルだとされています。防衛省によりますと、射程はおよそ2500キロから4000キロで、日本列島の全域に加え、アメリカ軍の基地があるグアムに達するとみられています。
また、ムスダンは、固定式の発射台ではなく、移動式の発射台を使う弾道ミサイルで、発射の兆候を把握するのが難しいとされています。

北朝鮮は、2010年の朝鮮労働党の創立65年を記念する軍事パレードで、ムスダンとみられるミサイルを初めて公開しました。そして、2013年には、北朝鮮東部のウォンサンで、ムスダンとみられる弾道ミサイルの発射準備とも受け取れる動きを見せましたが、実際の発射は確認されませんでした。

しかし、ことしに入ると、キム・イルソン(金日成)主席の104回目の誕生日を含め、4月から6月にかけて、同じウォンサン(元山)付近から合わせて6発を発射しました。このうち、6月に発射された1発について、北朝鮮は、「高度1400キロ余りまで上昇し、400キロ先の目標水域に正確に着弾した」と発表し、韓国軍も、「発射はある程度、成功したと言える」として、ムスダンの性能が向上しているという見方を示していました。

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