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2016年6月18日土曜日

国家的なドーピング問題に世界陸連がロシア陸連のリオ五輪出場認めず 個人参加に余地

国家的なドーピング問題に世界陸連がロシア陸連のリオ五輪出場認めず 個人参加に余地

ロシア陸上競技連盟に所属している選手が今年8月に開催されるブラジルのリオデジャネイロオリンピックへの出場が認められない事になりました。

これはロシアの国家的なドーピングが原因です。

国際陸上競技連盟は17日、ウィーンで臨時理事会を開き、組織的なドーピング問題で、ロシア陸上競技連盟に対する処分を解除せず、ことし8月のリオデジャネイロオリンピックへの出場は認めないことを決めました。ただし、ドーピングに関与していないと認められる選手については、個人としての参加を認める方針を示しました。
国際陸連は去年11月、組織的なドーピングを理由にロシア陸連を資格停止処分とし、ロシアの陸上選手は国際大会に出場できない状況が続いています。

前代未聞のこの事態に波紋が広がっています。

この問題は、おととし12月にドイツのメディアが、ロシアの陸上選手などが国を挙げた組織的なドーピングを行っていると報じたことに端を発します。
去年11月には、WADA=世界アンチドーピング機構の第三者委員会が、ロシア陸連の国際大会への出場資格を停止するよう、国際陸連に勧告したことを受けて、国際陸連はその直後にロシア陸連の資格停止処分を決め、ロシアの陸上選手はリオデジャネイロオリンピックに出場できない可能性が高まっていました。
さらに、WADAの第三者委員会はことし1月に最終報告を行い、国際陸連のディアク前会長やその息子などがロシアの陸上選手のドーピングの隠蔽に協力し、その見返りにロシア側から事実上の賄賂を受け取っていたことを明らかにしています。
こうした経緯を踏まえ、国際陸連は3月の理事会で、ロシア陸連について「現時点で資格停止は解除できない」として、結論を今回の理事会まで先延ばしすることを決めていました。

さて、中国はどうなんでしょうか?
東京オリンピック出場禁止にならないといいですが・・・


NHKニュースより

ロシア陸連のリオ五輪出場認めず 個人参加に余地

国際陸上競技連盟は17日、ウィーンで臨時理事会を開き、組織的なドーピング問題で、ロシア陸上競技連盟に対する処分を解除せず、ことし8月のリオデジャネイロオリンピックへの出場は認めないことを決めました。ただし、ドーピングに関与していないと認められる選手については、個人としての参加を認める方針を示しました。


国際陸連は去年11月、組織的なドーピングを理由にロシア陸連を資格停止処分とし、ロシアの陸上選手は国際大会に出場できない状況が続いています。
国際陸連は17日、ウィーンで臨時の理事会を開き、8月のリオデジャネイロオリンピックを前に、ロシア陸連の資格回復について議論しました。
国際陸連は、資格回復の条件として、ロシア陸連の幹部や職員がこれまでにドーピングに関わっていないことを証明し、新たに倫理規定を設けることなどを求めてきましたが、理事会は、ロシアのスポーツ省の反ドーピングへの取り組みが十分ではなく、組織的なドーピングを主導してきたとされる疑惑も解消されていないと判断しました。
そして、ロシア陸連の資格停止処分は解除せず、ことし8月のリオデジャネイロオリンピックへの出場は認めないことを決めました。
ただし、ロシア国外に拠点があり、厳格な検査体制の下でドーピングに関与していないと認められた選手については、新たに、個人で国際大会への出場を求めることができる仕組みを作るとして、リオデジャネイロオリンピックに個人としての参加を認める方針を示しました。

ロシア陸連を巡っては、問題が発覚したあとも、ドーピング違反で資格停止処分を受けたコーチが指導を続けているなどと指摘するドキュメンタリー番組が放送されているほか、今月15日にはWADA=世界アンチドーピング機構が、問題発覚後の半年間で、ロシアのスポーツ選手のドーピング検査で52件の陽性反応があり、検査妨害や検査逃れなどが736件に上っているという報告書を公表していました。

国際陸上競技連盟のセバスチャン・コー会長は、今回の決断について「できるだけ多くの選手が大会に参加する姿を見たいが、それは潔白な選手に限ってのことだ。私自身も現役時代は国際大会に出場していたし、理事の中には世界レベルの選手も指導者もいる。全会一致となったが、これは簡単な決断ではなく、きょうは陸上競技にとって悲しい日だ」と述べ、苦渋の決断だったことを明らかにしました。


IOC「今後の対応 18日に電話会議で」

国際陸上競技連盟の決定を受けて、IOC=国際オリンピック委員会は「国際陸上競技連盟の決定を踏まえて、今後の適切な対応について、18日に電話会議を行う」という声明を発表しました。

また、IOCは今月21日にスイスのローザンヌで「オリンピックサミット」を開きます。オリンピックサミットは、オリンピックに関わる競技の国際連盟の代表などを集めて、初めて開く会議です。
国際陸上競技連盟がロシア陸上競技連盟の資格停止を解除せず、リオデジャネイロオリンピックにロシアの陸上選手が出場できなくなることを念頭に置いて開かれるものとみられています。
IOCは、オリンピックサミットについて「連帯責任と個人との間で、難しい決断を下すことになる」としていて、オリンピックへの個人としての出場資格について議論するとしています。

「ロシアにドーピングの根深い文化」

ロシア陸上競技連盟を巡る組織的なドーピングについては、国際陸連の調査チームがことし1月からロシアで現地調査を行ってきました。
17日に行われた臨時理事会で調査チームは、組織的なドーピング問題を受けて、ロシア陸連が理事会のメンバーを全員入れ替え、陸連のすべてのスタッフが反ドーピングを宣誓したことなどは大幅な改善が見られたと、一定の評価をしました。
しかしその一方で、国際陸連がロシア陸連の資格回復のために示した重要な基準が満たされていないと指摘しました。
具体的には、調査チームの聞き取りの中で、ロシアの監督や多くの選手たちが薬物を使用することに罪悪感を感じていないなど、ドーピングの根深い文化が残っていること、資格停止処分を受けているロシアの反ドーピング機構は少なくとも1年半から2年の間は活動できないことなどから、ロシア国内ではドーピングを防いだり発見するための効果的な制度が確立されていないこと、さらに、ロシアのスポーツ省が反ドーピング対策に協力せず、逆に組織的なドーピングを主導してきたことなどを指摘しています。
調査チームの報告を受けて、国際陸連はロシア陸連の資格停止処分について解除しないことを決めました。

国際陸連の理事で日本陸上競技連盟の横川浩会長は、「調査を行ってきたタスクフォースのレポートはとても公平で、ロシア側の反ドーピングの政策の強化や体制の約束をしっかりと書いたうえで、まだまだ十分でないところがたくさん残っていることを指摘していた。ロシアのアンチドーピングの取り組みは進まず、逆にドーピングの文化は根深いと報告せざるをえなかったという説明があり、こういう状況では資格停止をやめることはできないという報告で、理事会では全会一致で承認した」と理事会の経緯を述べました。
そのうえで、個人として出場資格を得る可能性があるのは、ロシア国外を拠点に厳格な検査を受けてきたことなど、ロシアのドーピング文化に染まっていない選手に限定されるとしたうえで、「今回の結果はとても厳しい。ロシアのドーピング問題の重さというのを理事会全体が認識しているということだ。国際陸連としてドーピング問題を根絶するという強い決意を示すというのが、理事会の議論の根底にある」と述べました。

「個人として」の出場資格は

理事会で承認された調査チームの報告書には、明確かつ納得できる形でドーピングに関与していないことを示すことができる選手に対して、個人としてオリンピックなどの国際大会に出場できる資格を与える、新たな規約が盛り込まれました。
具体的には、ロシア国外を拠点とし、有効な薬物検査を含む厳しい反ドーピングの検査体制の下にあった選手は、ロシアではなく中立的な立場の選手として、国際大会に出場できる資格を申請できるとしています。
これについて、会見に臨んだ調査チームのリーダーアンデシェン氏は、「ロシアには根深いドーピングの文化があり、国内にいるかぎりはクリーンな選手と定義づけることは難しい。選手のクリーンだという主張を信じることはできない」と述べ、ロシア国内でトレーニングを行っている選手は含まれないという見方を示しました。
今回の理事会でこの報告書は承認され、ロシアのドーピング文化に染まっていない選手にかぎり、個人としてオリンピックへの出場が可能になります。

ロシアのドーピング問題の経緯

この問題は、おととし12月にドイツのメディアが、ロシアの陸上選手などが国を挙げた組織的なドーピングを行っていると報じたことに端を発します。
去年11月には、WADA=世界アンチドーピング機構の第三者委員会が、ロシア陸連の国際大会への出場資格を停止するよう、国際陸連に勧告したことを受けて、国際陸連はその直後にロシア陸連の資格停止処分を決め、ロシアの陸上選手はリオデジャネイロオリンピックに出場できない可能性が高まっていました。
さらに、WADAの第三者委員会はことし1月に最終報告を行い、国際陸連のディアク前会長やその息子などがロシアの陸上選手のドーピングの隠蔽に協力し、その見返りにロシア側から事実上の賄賂を受け取っていたことを明らかにしています。
こうした経緯を踏まえ、国際陸連は3月の理事会で、ロシア陸連について「現時点で資格停止は解除できない」として、結論を今回の理事会まで先延ばしすることを決めていました。

ロシア さまざまな競技でドーピング疑惑

ロシアのスポーツ界のドーピング問題を巡っては、陸上競技だけでなく、さまざまな競技で疑惑が指摘されています。

女子テニスのマリア・シャラポワ選手が、ことし新たに禁止薬物に指定されたメルドニウムを使用していたことが明らかになり、ITF=国際テニス連盟から2年間の資格停止処分を受けました。シャラポワ選手は、禁止薬物に指定されたことは知らなかったとして、処分の見直しを求めていますが、モデルとしても活躍する人気選手のドーピング疑惑に衝撃が広がりました。

また、IOC=国際オリンピック委員会が、リオデジャネイロオリンピックにドーピング違反をした選手が出場しないように、2008年の北京と2012年のロンドンの大会で採取した有力選手の検体を、最新の技術を使って再検査しました。その結果、北京大会では3つの競技で14人、ロンドン大会では3つの競技の8人のロシアの選手が陽性反応を示しました。予備の検体の再検査も行われていますが、この結果で陽性反応が出た場合には、ことしのオリンピックに出場できなくなります。

さらに、ロシアのドーピング検査所の元所長が、アメリカのメディアに、自国で開催したソチオリンピックでメダルを獲得した選手の半数近くがドーピングに関わっていたと証言したほか、ドイツのテレビ局は、ロシアのムトコスポーツ相がサッカー選手のドーピング違反をもみ消した疑いがあると伝えるなど、国ぐるみでのドーピング疑惑も浮上しています。

ロシアでは、相次ぐドーピング疑惑について、隣国ウクライナを巡って対立を深める欧米が、ドーピング問題を利用してロシアに圧力をかけているとする見方が広がっています。
一方、ロシアでは、2年後にサッカーのワールドカップが開かれる予定で、ドーピング問題の行方次第では、ロシアでの開催の見直しを求める声が上がるなど影響が広がるとの懸念も出ています

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